ねずみが苦手とする動物・場所・臭い・音

ねずみは雑食性です。ドブネズミ→肉が好き、クマネズミ・ハツカネズミ→穀物が好き、などの傾向はありますが、基本的になんでも食べてしまいます。ですがそんなねずみにも、苦手なもの・嫌いなものがあります。

では、そういったものを用いて、ねずみの駆除ができるかというと、そう簡単ではありません。ねずみも生き延びるために食べ物を求めてやってきますし、確実な駆除を望むなら、専門の業者に依頼するのが早いでしょう。駆除業者は、ねずみを遠ざけるというよりは、家に入れなくするような施工を行うことが多いので、根本的な解決につながります

しかし、ねずみの嫌がるもの・苦手なものについてよく知っておくことはムダではないでしょう。以下に、詳しく解説していきます。

ねずみの嫌いなものリスト

ねずみの嫌いな場所 ・食べ物のない場所
・寒い場所
ねずみの嫌いな動物 ・ネコ、キツネ、イタチなどの肉食動物
・ワシ、タカ、フクロウなどの大型の鳥
・ヘビなどのハ虫類
・その他、天敵となる生き物
・ハムスター
ねずみの嫌いなにおい ・天敵の動物のにおい
・ハッカ、ミントなどのにおいの強いハーブ
・ワサビ
・ユリの花
・防虫剤(クスノキ(樟脳・カンフル)の成分入り)
ねずみの嫌いな音 ・ワシやタカなどの天敵の鳴き声
・人間には聞こえないような超音波の音

空腹と寒さがねずみは苦手/食べなくても死ぬ、寒くても死ぬ

家の中にねずみが入ってくるのは、

  1. 食べ物があるから(食べ続けないと死んでしまう)
  2. 寒さをしのげるから(寒さに弱く、動けなくなってしまう)

というふたつの理由(弱点)があるからです。

このためねずみは寒い場所にも、食べ物がない場所にもけっして長居しません。

食べ物のない場所

ねずみはエサを食べ続けていないと、3,4日で餓死してしまいます。

これは体が小さくてエネルギーを貯めこめないうえ、消費が激しい体質をしているからです。ねずみは動き回るとすぐに体力を使いきってしまいます。それを補うために、多いときには1日に体重の4分の1~3分の1もの量のえさを食べます

※ねずみの食事量
ねずみの種類 ドブネズミ クマネズミ ハツカネズミ
体重 200~500g 100~200g 10~30g
1日の食事量 50~80g 35~50g 3~10g

そのため食べ物が見つからない家では生きていけません。食べ物が片づけられていてまったく見つからないようなら、エサを求めて出ていってしまうことさえあります。

寒い場所

ねずみは体が小さいぶん寒さにも弱く、気温が10度以下になると動けなくなります

ドブネズミ(ねずみの中では大きな体格をしています)は比較的耐えることができますが、クマネズミ・ハツカネズミは冬場、外では生きられないほど寒さが苦手です。

ペットにハムスターを飼っていたことのある人は、寒い日に冬眠してしまったという経験はないでしょうか?
ハムスターもねずみの一種ですから、やはり寒さを苦手としています。
気温が10度前後になると、動けなくなり冬眠してしまいます。
家に出るねずみも、ハムスターの冬眠と同じく、低すぎる気温には耐えきれません。眠るように動けなくなり、死んでしまいます。

ペットにはねずみの敵がたくさん/ネコ・ヘビ・イタチにフクロウ、ハムスターも嫌い

ねずみは、さまざまな動物を天敵にしています。

小動物であるねずみを狩りのターゲットにする動物は非常に多く、これらの動物をねずみは苦手としています。

ねずみの天敵 哺乳類 ネコ、キツネ、タヌキ、イタチ、フェレット、アナグマ
鳥類 ワシ、タカ、フクロウ
爬虫類 ヘビ

天敵の動物がいる場所・飼われている家には、あまりねずみが近寄ってこないということが報告されています。

一般家庭での飼育が簡単なものをこの中から挙げていくと、

  • 哺乳類:ネコ、フェレット
  • 鳥類:フクロウ
  • 爬虫類:ヘビ

といった動物を飼うことは、家庭でのねずみ対策としても有効です。

ネコ

ネコが人間に飼われるようになったのは古くから、ねずみを捕獲する能力が非常にすぐれていたためです。

もっとも、現代のネコはねずみを捕まえなくてもエサがもらえます。
遊び以外の目的で積極的にねずみを退治してくれることは少ないですが、飼っているだけでもその存在をねずみは感じとり、出現率を減らします。
凶暴な性格のドブネズミは向かってくることがありますが、慎重なクマネズミや小さく臆病なハツカネズミは、ネコからは逃げ出してしまうものが大半です。

フェレット

野生のイタチはねずみが大好物です。それをペットとして飼えるようにしたフェレットも、古くからヨーロッパ各地でねずみ駆除に利用されてきました
やはりその匂いを感じ取って、多くのねずみは逃げ出します。においの強いそのフンを置いただけでほとんどねずみを見なくなった、という例も報告されています。

フクロウ

ペットとして人気のあるフクロウも、ねずみにとっては怖い天敵です。

なにしろ、野生のフクロウが食べるもののうち、6割近くはねずみの仲間です(農林水産省による調査)。日本でも戦前まではフクロウを使ったねずみ駆除が盛んに行われていたように、古くから世界中でねずみの駆除に利用されてきました。現在でも、東南アジア地域ではフクロウでねずみ退治を行っているところがあります。

害獣・害鳥の対策に、フクロウ・ワシといった天敵の鳥の鳴き声をもとにした超音波を発する機械も販売されています。

ヘビ

ヘビも、ねずみが苦手としている天敵のひとつです。

昔の家では、屋根裏や床下に入り込んだヘビ(アオダイショウ)がねずみを退治してくれていました。このため昔から、ヘビは家の守り神と呼ばれていたほどです。ペット用のヘビでもその匂いを敏感に感じ取って、ねずみは逃げ出してしまいます。

ただし、ねずみにヘビをけしかけないようにしてください。小さなヘビや、ねずみを食べない種類だと逆におびえてしまったり、大型のねずみには食べられてしまう危険性もあるからです。

番外編/ねずみはハムスターも嫌い

ねずみにとって天敵ではありませんが、ハムスターを飼っている家にもあまりねずみが寄りつきません。

これはねずみがハムスターの匂いを感じ取って、その家をハムスターの縄張りと思っているからです。

ねずみはとても縄張り意識が強く、入ってきたものを追い出します。弱いねずみ、臆病なねずみはハムスターがいる=既にこの家は他のねずみの縄張りであると思い込んで、入ってこなくなります。

ねずみはハーブの匂いを嫌う/ハッカ・ミント、ワサビにユリの花、防虫剤の匂いも

苦手な動物のもの以外にも、ねずみには苦手とする匂いがあります。ねずみは視力が悪い分、優れた嗅覚でその匂いを敏感にかぎ分け、避けていきます。

匂いの強いハーブ

ねずみに限らず、基本的に動物は強烈な匂いがする植物が嫌いです。
ハッカ、ミントといったハーブで、ねずみを追い払うことが出来ます。薬局・薬店で売られているねずみ避けの薬(忌避剤)の多くは、天然成分としてこれら匂いの強いハーブを含んでいます。

ワサビ

ワサビの匂いも、ハーブの成分とともにねずみ用の忌避剤によく使われるものです。
ただし、匂いではなく除菌効果のみを利用した芳香剤では効果がない場合もあるので選ぶときには注意をしましょう。

ユリの花の匂い

ねずみは、花も食べてしまいます。特にカーネーションの花が大好きです。

しかし、ユリの花の匂いだけは苦手なのです。花が咲いている間は近寄りません。

一方、花が落ちたあとの球根はねずみにとって絶好のえさになってしまいます。枯れたからといってユリの鉢植えを庭に放置していると、いつの間にか掘り起こされ食べられてしまっている場合もあるので気をつけてください。

防虫剤(クスノキ(樟脳・カンフル)の成分入り)の匂い

樟脳は和服用の防虫剤によく使われています。成分そのものが粗いパウダー状のものとなっている製品もあるほか、アロマオイルのようなかたちで販売されている場合もあります。

ねずみは樟脳の匂いが大嫌いです。防虫効果があるので、ゴキブリなど害虫も同時に遠ざけてくれます。

樟脳ほどではありませんが、蚊取り線香の煙もねずみが嫌うにおいとして利用することが可能です

ねずみが逃げ出す嫌いな『音』/天敵の鳴き声や人間には聞こえない音にも敏感に反応

ねずみは嗅覚だけでなく、その大きな耳の聴覚もとても優秀です。優れた聴覚で危険な音を感じとり、避けていきます。

  • ・ワシやタカなどの天敵の鳴き声
  • ・人間には聞こえないような特殊な周波数の音

これらの音はいずれも、ねずみの恐れる危険信号です。逃げ出す習性を利用して、音でねずみを家から追い出す機械も各社から販売されています。

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