自力で駆除VS業者に依頼~その見極め方法

ねずみの被害があったとき、「自力でなんとかできないか?」と考え、駆除業者に依頼することを迷う人が多いようです。ホームセンターなどで、ねずみ駆除に役立つ薬剤やワナなどを購入することは可能です。一般の方でも、自力でねずみを駆除することは不可能ではないでしょう。一方で、駆除業者に依頼するのはそれなりに費用がかかることですから、自力でやれるものなら……と思うのも当然です。

「業者に依頼すべきかどうか」決断する前に試したいこと3つ

費用はかかるが任せて安心の駆除業者か、手間はかかるが安価に済む自力駆除か。端的に言えば「自力でできそうなら、自力でやれば良い」ということになります。とは言え、どこまでが自力で対応可能で、どこからが業者に依頼したほうがいいのか、その判断を行うのも簡単ではないでしょう。そこで、当サイトでは、以下のような基準をご提案します。

以下に述べる3つのことをお試しください。

<1>まず、天井裏を見てみましょう

天井裏に限りませんが、「ねずみがいると思われる場所」を実際にチェックしてみてください。ねずみの姿を目撃していない場合、その存在を確かめるのが先決です。天井裏などをのぞいてみて、フンなどがあれば、ねずみが出入りしていることは確実です。外からの侵入口を発見できる可能性もあります。

そして、何より、本来は臆病な性質のねずみは、天井裏に人の気配や痕跡が生じたことで、この家は安全ではないと判断し、入ってくるのをやめることがあります。ねずみ被害がごく初期の段階であれば、これだけで解決してしまうこともあるのです。

<2>市販の忌避剤などを使ってみましょう

次に、天井裏や押し入れ、天袋などといった、ねずみの痕跡があった場所に、ねずみを寄せ付けないものを置いてみます。

駆除のためにベイト剤(毒エサ)や粘着シートを置くのもいいのですが、その場合、ねずみの死骸を自分で片づけなくてはなりません。そこで、まずは、駆除ではなく遠ざけるためのものを使うと良いでしょう。ホームセンターや薬局などで、「忌避剤」と呼ばれるタイプの薬剤を探してみてください。

また、超音波でねずみを遠ざけるという機器も存在します。こういった機器については、科学的なエビデンスが十分ではないとされ、効果を疑問視する声もあります。一方、効果があったとする意見もあり、非常に手軽に使えるので、一度試してみるのもひとつの手です。

<3>目に見える開口部があればふさいでみましょう

ねずみの侵入口がわかったら、ホームセンターで買える資材などを用いて、DIYによる防鼠工事にトライしてみましょう。工事と言っても、要は穴をふさげばいいだけです。

木やプラスチックの資材はかじられてしまいますから、金属製のものを使用します。小さな隙間や穴なら、金属たわしや金網のようなものを丸めて詰め込み、パテなどを盛ってふさぎます。大きな穴はパンチングメタルなどでふさぐのが良いでしょう。

以上のようなことをやってみて、効果がない、あるいは、このレベルでも自分でやるのはハードルが高い、というこであれば、できるだけ早めに駆除業者に依頼されることを推奨します

駆除業者に依頼するなら、その決断は早めが鉄則

ここで、気をつけてほしいことがあります。

それは、業者に依頼するのであれば、その決断は早いほうがよい、ということです。というのも、ねずみの被害は、放置していると、どんどん拡大していく可能性があるからです。ねずみは本来、臆病な生き物で、人間の前に姿をあらわすことすら少ないものです。もし、ねずみの姿を見かけたという状況であれば、それはもう、ねずみがかなり大胆になってきている証拠と言えます。

最初はコソコソと入り込んできてエサを探しているだけだったねずみが、時とともに、家に慣れ、出没する場所を広げていき、やがては住み着いて繁殖までしてしまう……。そうなってからでは、一般の方による自力駆除は難しくなってきます。

自力でやってみて様子を見ようと思い、ホームセンターなどで買った薬剤を試してみたが、なかなか効果が出ない。被害が大きくなって、業者に依頼した……という人も多いです。ところが、ねずみ駆除の費用は、被害状況に左右されます(防鼠工事や薬剤を使用する箇所が増えるためです)。つまり、被害の小さいうちに依頼するのに比べて、被害が大きくなってから依頼すると、駆除業者への依頼にかかる費用は増えてしまうのです。

そのため、もし、駆除業者に依頼するのなら、できるだけ早めにされることをおすすめします。

プロに依頼することのメリットとは

駆除業者に依頼すると、費用はかかってしまいますが、そのぶんメリットはあります。おもに、以下のような点が挙げられるでしょう。

1 死骸を自分で片づけなくてよい

自分で駆除しようとすると、仕掛けた粘着シートに捕まったり、薬剤を食べて死んだねずみなどの死骸が発生します。これらの処理も自分でやらなくてはらないことになります。粘着シートなどだと、生きたまま捕まることもあり、この処理に手間取る人も多いようです。業者に依頼すれば、死骸は業者が片づけてくれるので安心です。

2 仕上がりがキレイ

ねずみの侵入を防ぐ防鼠工事について、自力でもできなくはないですが、多くの方にとって慣れない作業でしょうから、仕上がりもそれなりになります。DIYが得意な人ならキレイにできることもありますし、家の中のことですから気にならなければいいのですが、マイホームの一部に不細工な工事の跡を残すのがイヤだという人もいます。プロの駆除業者は、当然、手慣れた作業なので、仕上がりは美しく、目立たないような施工をしてくれます。

3 再発の不安がない

一般の方による自力の防鼠工事は、どこかに漏れがあるなどすると、いずれ被害が再発する恐れがあります。するといつまでも被害が止まらず、いたちごっこになってしまいますし、安価であっても対処費用がかかり続けることに。駆除業者は徹底した駆除・防鼠工事によって、再発のリスクはかなり抑えられます。また、保証期間があるため、万一の再発には無償で対応してもらえるので、安心感が違います。

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