人感センサーを使ったドアと窓の防犯システム構築方法
センサーによる防犯システムとしては、泥棒・空き巣が侵入しようとした時に警報を鳴らしたり、切り替えることで来客時にはチャイムとしても使用できる人感センサーと、ドアや窓をこじ開けようとする振動や開放を感知して警報を鳴らす、ドア&窓防犯アラームがあります。それぞれどんな防犯グッズとして機能を果たすのでしょうか。見ていきましょう。
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人感センサーとは
人感センサーは、基本的に赤外線センサーの前を人が通ると知らせるものです。人を感知することから不審者の侵入だけでなく、通常の来客時にも音が鳴ることになります。
しかしながら、来客時に警報アラームというのは問題ですので、日中在宅時には切り替えて、チャイム音に、外出時や夜間には侵入者を威嚇するような警報音にまた切り替えられるような機能になっているものがほとんどです。
おもな特徴
警報アラームとチャイムを切り替えることができます。警報モードではセットしたら、例えば外に出る2分間だけ遅延して起動するような機能や、センサーが反応して数秒後に警報が鳴る設定で、帰宅後すぐにスイッチを切れば家人が警報を鳴らすことはないようにする機能があります。
約110dB、前方2mで聞く車のクラクションの音と同レベル程度の大音量の警報アラームが鳴って侵入者を威嚇します。センサーの感知範囲は水平45~110°上下10~20°距離5~10m程度まで感知できるのが一般的ですが、ペットの有無や設置場所を考慮して範囲を設定できます。
その存在が侵入者の目について、スイッチを切られては意味がないので、コードレス(乾電池使用)のものがほとんどです。
設置の際の注意点
動くものであれば何でも反応するので、虫にも反応します。車、風に揺れる洗濯ものでも反応する時もありますので、窓の外に向けないようにするなど設置場所に注意が必要です。
ペットを飼っている場合などは、ペットの体の大きさなどを考慮して、センサーの設置の高さや感知範囲の設定をする必要があります。
生き物だけでなく直射日光やエアコンの温風でも反応することがありますので、その点でも設置場所、感知範囲はその家、家人の生活状況によって考慮しましょう。
また、コードレスの乾電池使用のものが多いので、電池切れに注意して、定期点検する必要があります。防犯グッズに必須の注意事項です。
人感センサーの価格帯
人の動きを感知するセンサーとアラームまたはチャイムがなるものが一体化したものだと、
2,000円程度です。人の動きをセンサーが感知したものを送信し、受信機からアラームまたはチャイムが鳴る製品だと、約4,000円~7,000円程度が一般的です。
この価格帯で、センサーが複数個セットになったものや、高額なものは、センサーが防雨型で屋外でも使用可能なものもあります。
ドア&窓防犯アラームとは
「ドア振動センサーアラーム」「窓振動センサーアラーム
など、それぞれに対応した製品がでていますが、基本的には振動や開放を感知して、警報アラームを鳴らし、侵入者を威嚇するものです。
ドア防犯アラームの種類
ドア防犯アラームには次のような種類があります。
・配線するタイプ
・リモコン付きタイプ(ドアから離れたところでON/OFFを切り替えられます)
・本体で設定・解除するタイプ
・赤外線感知タイプ
・微弱電波感知タイプ(赤外線や微弱電波を張り巡らした場所を不審者が横切ると、アラームが発生するので、ドアに直接触れなくても感知します)
・警備会社と契約しておけるものも。異常があった時にアラームが警備会社に送信され、警備員が駆け付けてくれる
・窓ガラスにもドアにもどちらにも対応しているもの
窓ガラス防犯アラームの種類
窓ガラス防犯アラームには次のような種類があります。
・シール状になっているもの(裏面が防犯警告シールになっていて薄いので、窓ガラスに直接貼り付けられます。薄いので強風や隣の窓の開閉にも反応せず、割れた衝撃のみ反応します)
・「衝撃」のみ感知するもの
・「衝撃」と「開放」と両方を感知するもの
・「開放」のみ感知するもの
・「開放」を感知して、電話やファックスで通知するもの
・リモコンで設定解除するもの
・本体で設定解除するもの
・センサーの感度を調節でき、開放で確実にアラームが鳴るという設定ができるものもある
防犯アラームの選び方と設置の際の注意点
ドアアラームの場合、外出時にセットして扉を開け閉めし終わるまでのタイムラグの設定ができるものを選びましょう。またその時間内に開け閉めが完了できる位置に設置しましょう。リモコン付きであれば、外出時の設定も便利です。
家人が開け閉めする用がある時はセンサーを停止させるため、誤動作防止機能つきがいいでしょう。誤ってアラームを鳴らすことはないので便利です。開け閉めの頻度の多いドアや窓の場合は、センサーの感度を調節できるものを選びましょう。
安価な製品もありますが、重量や厚みに問題がある場合もあります。設置する場所や開閉の頻度によって、接着が薄れて落下することもありますので重量や形状も考慮するのがおすすめです。
ドア&窓ガラス防犯アラームの価格帯
ドアでも窓ガラスでもどちらにも設置でき、本体で設定、解除するもの | 550円程度~ |
ドア用で、リモコンで設定・解除するもの | 1,300円程度~ |
ウインドウアラーム 衝撃感知タイプ | 2個セットで1,800円程度~ |
ウインドウアラーム 振動感知タイプ | 1個1,000円程度~ |
ウインドウアラーム 衝撃・開放の両方対応のタイプ | 1個1,200円程度~ |
ウインドウアラーム 開放感知タイプ | 1個900円程度~ |
まとめ
人感センサー・防犯アラームいずれについても、比較的安価で配線不要・電池式というのが、ほとんどですので、専門家でなくとも気軽に防犯対策を一つ講じることができます。
これらは侵入者を威嚇する効果はありますが、侵入者が動じず、アラームを瞬時に停止させることも考えられますので、二重三重の防犯対策も合わせて講じておくことが大切です。
また、侵入者を検知した場合、どのように対処するかも検討しておく必要があるでしょう。
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