鍵が折れたら自力で修理は可能? よくある鍵トラブル対処法まとめ

「鍵が回らない」「抜けなくなった」「折れてしまった」etc……突然、発生する鍵トラブルに直面すると、多くの人は慌ててしまって適切な対応がとれません。ですが、起こりうるトラブルと対処法の知識を持っておけば、その場で解決することもありますし、鍵の専門業者を呼ぶべきかどうかの判断もスムーズに行えます。

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よくある「鍵の7大トラブル」とその対処法

鍵の専門業者が受ける依頼でもっとも多いのは鍵を紛失したなどの理由で鍵を開けてほしいというものです。それに次ぐものとして多いのが、鍵と錠前になんらかの形で故障や不具合が生じ、鍵が開かない/閉められないという状態に陥るケースです。

ここでは、紛失以外で鍵と錠前に起こるトラブルを、専門業者への取材をもとに7つに分類し、それぞれの対処法を紹介していきます。

●よくあるトラブル1:鍵が回らない/回りづらい

考えられる原因 ・違う鍵を挿している
・鍵を回す方向が違う
・鍵穴の故障
自分でできる対処法 ・鍵が正しいか、回す方向が間違っていないか確かめる
・鍵穴専用の潤滑スプレーを使用してみる
やってはいけないこと ・力ずくで無理やり回そうする
・鍵穴専用でないオイルなどを鍵穴に入れる

鍵穴に挿し込んだ鍵が回らない、または、回るが重いという状態です。まったく回らない場合は、鍵が間違っている(別の鍵を挿している)だけという場合もあります。通常、違う鍵は奥まで挿さらないことが多いですが、挿ささってしまう場合もあるのです。また、鍵が回る方向を間違えている(逆方向に回している)というケースも。「そんなバカな間違いをするはずがない」と思うかもしれませんが、専門業者が実際に受ける依頼では、意外とそういった「単純な勘違い」が多いとのことです。

挿さるが回りにくい場合は、鍵の内部でなんらかの不具合が起きている可能性があります。いずれにせよ、鍵が回らない・回りにくい場合、力任せに無理やり回すのはNGです。鍵や鍵穴が破損してしまうおそれがあります。

対処法としては、鍵が間違っていないことが確かなら、それ以上に試せることはあまりありません。ドアが開いている状態で、自宅に鍵穴用スプレーがある場合は、使用してみると良いでしょう。このとき、鍵穴用ではないオイルなどを使うのは絶対に避けてください。また、鍵穴用スプレーでも、あまり使いすぎると、鍵穴内に残った薬剤それ自体が故障の原因になることもあるため、緊急用・非常用と位置付けて使いすぎないことが大切です。

鍵穴用スプレーでも改善しない、スプレーがないか、ドアが開いていなくてスプレーが取りに行けない場合は専門業者に連絡されることをオススメします。

●よくあるトラブル2:鍵が折れた/変形した/欠けた

考えられる原因 ・鍵を回すときに、不適切に力がかかってしまった
・鍵をぶつけるなどして破損した
自分でできる対処法 ・折れた部分が鍵穴から出ていれば引き抜く
やってはいけないこと ・折れた部分を完全に鍵穴に押し込んでしまう
・折れた鍵を自分で修復しようとする
・変形、欠損した鍵を使い続ける

突然、目に見えて鍵が壊れてしまうと驚いてパニックになる人もいます。しかし意外と、鍵の破損は少なくありません。毎日使うものですから、その度に、不適切な力のかかり方をすると折れてしまうこともあるのです。

鍵を鍵穴に挿した状態で折れてしまった場合、鍵穴から折れた部分が少しでも出ているかを確認しましょう。もし、ペンチのようなもので、出ている部分を摘まんで引き抜くことができるなら、そうして鍵を取り除きます。このとき、うっかり押し込んでしまわないように注意してください。鍵穴の中に折れた鍵が入り込んでしまったままだと、専門業者に対処を依頼したときの難易度がかなり上がり、作業時間も長くなってしまいます。

折れたり変形したりした鍵を、一般の方が自力で修復することは不可能です。間違っても、瞬間接着剤などで鍵をくっつける、ペンチで強引に直すなどして使い続けることのないようにしてください。鍵穴の中で鍵が折れて、折れた部分が内部に残ると、述べたように厄介なことになってしまいます。

ドアを開けたかった場合で、開ける前に折れてしまったというときは、折れた状態のまま挿し込んで回すことで、とりあえずドアを開けるとことが可能な場合もあります。部屋に入れなくて困る場合は試す価値はありますが、折れた鍵が内部に押し込まれたままになるので、必ず専門業者を呼ばなくてはならなくなります。自己責任でお試しください。

なお、途中からぽっきり折れたのではなく、わずかに欠けたり、微妙に歪んだ・曲がったなどという場合でも、破損・変形に気づいたらその鍵を使い続けることはやめましょう。鍵は精密な機械ですので、問題ある鍵を使い続けることは思わぬ不具合を招きます。

●よくあるトラブル3:鍵が挿さらない、挿しづらい

考えられる原因 ・違う鍵を挿している
・鍵を挿す方向が違う
・鍵が変形している
・鍵穴に異物が詰まっている
自分でできる対処法 ・鍵が正しいか、挿す方向が間違っていないか確かめる
・鍵穴専用の潤滑スプレーを使用してみる
やってはいけないこと ・力ずくで無理やり挿し込もうとする

鍵が挿さらない、挿しづらい、奥まで挿さらないといったとき、まず確認してほしいのは、鍵が正しいかどうかということです。挿す方向(裏表)が違っているだけのこともあります。バカバカしく聞こえますが、そうした単純な間違いであるケースは決して少なくありません。

正しい鍵を正しい方向に挿し込んでいるのに挿さらないのは、「鍵穴内に異物がある」「鍵の変形などの異常が生じている」といったことが考えられます。いずれの場合も、自力での対処は難しいので、専門業者に連絡してください。

もちろん、無理に挿し込もうとするのは鍵と鍵穴にダメージを与え、状況を悪化させるだけなので行わないことが基本です。

●よくあるトラブル4:なぜか鍵が開かない/閉まらない

考えられる原因 ・違う鍵を挿している
・鍵を開けたつもりが閉めている(またはその逆)
・鍵穴の故障
自分でできる対処法 ・鍵が正しいか、正しく開けて(閉めて)いるか確かめる
やってはいけないこと

鍵を挿し込むことができ、回したにもかかわらずドアが開かない/閉まらない……そんなケースもあります。

これも、最初に疑うべきは単純な勘違いではないかということです。みなさんは自宅の鍵を開けるとき、右に回すか左に回すか、頭の中だけで思い出すことができるでしょうか? 毎日鍵を開け閉めしていても、ほとんど無意識に手を動かしていて、いざ思い出そうとするとどちらだったか思い出せない人も多いのではないでしょうか。

特に、最近のドアに多いツーロックタイプの場合で、このような問題が起こりやすいです。通常は2箇所とも鍵を閉めますが、うっかり1つしか閉めずに外出してしまい、帰宅時に、2箇所の鍵を開けようとすると、もともと開いていた1つを逆に閉めてしまい、結果、「鍵を開けたはずなのにドアが開かない!」となるのです。

2つの鍵が、開いているのか閉まっているのかわからなくなった場合、次の手順で操作してみましょう。

(1)1つ目の鍵を回し、ドアを開けてみる。
(2)開かない場合、2つ目の鍵を回し、ドアを開けてみる。
(3)それでも開かない場合、再び1つ目の鍵を回し、ドアを開けてみる。

この方法で、必ず2つの鍵を開けることができます(1つ目の鍵が閉じていた場合1回目で、2つ目の鍵が閉じていた場合3回目で、鍵が2つとも閉じていた場合2回目で開きます)。もしも、この手順で開けることができなかった場合は鍵穴の故障である可能性があります。

正しい鍵を正しい方向に回してもドアが開かない場合、鍵穴内部で故障が生じているケースが考えられるため、専門業者に相談してください。

●よくあるトラブル5:挿した鍵が抜けなくなった

考えられる原因 ・違う鍵を挿している
・鍵を抜ける方向に回していない
・鍵が変形したか破損したかして鍵穴に引っかかった
・鍵穴の故障
自分でできる対処法 ・鍵を抜く方向が間違っていないか確かめる
・少しずつ角度を変えて抜ける位置がないか探してみる
やってはいけないこと ・力ずくで無理やり引き抜こうとする

挿し込んだ鍵が抜けなくなるというケースも少なくありません。

そんなとき、力任せに引き抜こうとするのはNG行為です。鍵や鍵穴を破損してしまうおそれがあります。まずは落ち着いて、鍵の方向が間違っていないか確かめましょう。横になっている鍵を縦にするだけで抜けた、という場合も多いのです。

どの方向でも抜けない場合、なんらかの理由で鍵が鍵穴にひっかかってしまったものと考えられます。力を入れずに、少しずつ鍵の角度を変え、回していきながら「抜けるポイント」を探し当てると抜けることがあります。どうしても抜けない場合は、専門業者に依頼するしかないでしょう。

●よくあるトラブル6:鍵穴に何かが詰まっている

考えられる原因 ・子どものイタズラや、悪意ある第三者の行為
・日頃の汚れなどが蓄積した
自分でできる対処法 ・少量の汚れなどであれば掃除機で吸い出す
やってはいけないこと ・異物を取り出そうとピンなどを使う

子どものイタズラや、悪意ある第三者の行為で、鍵穴に異物が詰まってしまうというケースです。多いのは子どもがイタズラをして木の枝などを詰めてしまう事例ですが、接着剤を流し込まれたという悪質なものも。鍵を紛失した人が、なんとか自力で開けようとしてピンなどを詰めてしまう(ピッキングの真似事をしているうちに、ピンが鍵穴の中で折れてしまうなどした)こともあります。

まれに、鍵穴に汚れなどが蓄積して鍵が挿しづらい状態になることもありますが、異物詰まりの軽いケースと言えるでしょう。そういった場合、掃除機などで汚れを吸い出すことで改善する場合もあります。しかし、木の枝などが本格的に詰まってしまった場合、異物を外から取り除くのは困難です。基本的には、専門業者に依頼すべきでしょう。

なんとか自力で取り除こうとしてピンや針金を使ったりすると、もっと奥まで押し込んでしまったり、内部を破損してしまったりして状況が悪化するおそれがありますので避けてください。できるだけ触らずに専門業者を呼ぶのが得策でしょう。

詰まったものが何かにもよりますが、接着剤などのケースですと、鍵穴を分解して洗浄するといったことにもなり、鍵穴ごと交換したほうが早い場合もあります。悪意によるものなどは100%防ぐことができませんが、子どものイタズラなどは防止できるよう気を付けたいものです。

●よくあるトラブル7:鍵穴がないタイプのロックが開かなくなった

考えられる原因 ・鍵の故障
・ドアの歪み
自分でできる対処法 ・「非常開錠」ができないか試す
やってはいけないこと

トイレやバスルームのドアによくある、鍵穴がなくてドアノブやサムターンだけで施錠・開錠するドアが開かなくなることもあります。特に困るのが、中にいる人が閉じ込められてしまうケースでしょう。

こうした鍵は、使用頻度が非常に高いため、毎日使っているうちに故障してしまうこともあります。また、ドアに歪みが生じて開かなくなる場合もあるでしょう。

こうしたドアには「非常開錠」の仕組みが備わっているものが少なくありません。コインやマイナスドライバーでドアノブの中心やその周辺にある溝を回したり、ボタンを押すなどの操作でロックを外すことができます。普段、問題のないときに、非常開錠の方法を確かめておかれると良いでしょう。こうした仕組みがあるドアで、外側に人がいるなら対処は簡単です。

非常開錠できないドアや、閉じ込められているが家には他に人がいないといった状況ですと事態は困難です。鍵を壊したり、ドアを蹴破ったりすることも不可能ではないですが、かなり難しいでしょう。この場合は、残念ながら確実なセオリーはありません。行いたいこととしては、まず、第三者に気づいてもらうことが先決になります。もしもに備えて、自宅のトイレであっても携帯電話を持って入っていれば安心です。

●鍵トラブルを予防する方法

ここまで鍵のトラブルへの対処法を紹介しましたが、鍵と鍵穴に物理的な不具合が生じている場合、結局は専門業者に依頼するしか方法がない場合も多いことがわかると思います。そんなことにならないよう、鍵トラブルを予防する方法はないか、考えてみましょう。

鍵穴のメンテナンス

日頃から鍵穴のメンテナンスを心がけるのはひとつの方法です。一般的に、なかなかそういう発想は出てきませんが、毎日使うものですから、汚れもたまれば疲労も起こります。

玄関を掃除するついでに、鍵穴にも掃除機をかけるという方法や、鍵穴専用の潤滑剤を使用するという方法があります。

しかし鍵穴は隙間が多いので、掃除機の効果は異物の種類によっても異なり、扉から埃を余計に入れてしまうこともあります。潤滑剤についても、塵や埃は油分と絡まるため、潤滑剤は使いすぎるとかえって不具合を引き起こす場合もありますので、あきらかに鍵穴の調子が悪いときに少量だけ使用するようにしましょう。そして、鍵穴専用とされている以外のものは決して使わないよう注意してください。

専門業者と話す機会があれば、自宅の鍵の種類に応じたメンテナンス方法などを相談してみれば確実です。

定期的な鍵の交換

何より大切なのは、錠前は精密機器であり、寿命もあるということを理解しておくことでしょう。製品や、使用環境にもよりますが、一般的には5~10年が鍵(錠前)の寿命です

通常、何も不具合が出ていない鍵を交換しようとは思わない人が大半です。しかし、長年使用してきた鍵は、ある日、突然、故障して、ここまで述べてきたような鍵トラブルを発生させることもあるのです。日常で使用している間に、わずかでも鍵に異常を感じたり、使用年数が相当経過しているときは、交換を検討してもいいでしょう。

錠前の技術も進化していますから、年数が経てば防犯性能なども向上しています。定期的に、防犯面から住まいを見直す一環として、鍵を交換しておけば、不意の鍵トラブルで困る可能性をぐんと減らすことができるはずです。

もしもに備えて知っておきたい鍵の専門業者の依頼方法

鍵のトラブルに遭遇するのはそう多いことではありませんから、鍵の専門業者に依頼をした経験がある人もそんなに数多くはいないでしょう。ここでは、鍵の専門業者への依頼方法や、その際のポイントなどをまとめました。

●鍵の専門業者は何をしてくれるのか?

到着した専門業者は、状況を確認してトラブルの原因を突き止め、対処します。鍵のトラブルは、勘違いなどを除くと、「鍵そのもの」「鍵穴(シリンダー)」「錠前(鍵全体)」のいずれかに問題が生じているのですから、その見極めから始まります。

鍵そのものに異常がある場合は一般の方でも見てわかるでしょうが、錠前側の不具合は、それが錠前・鍵穴のどの箇所に生じているのか、突き止めるのはプロの知識と経験によらないと難しいところです。

このとき、原因究明や対処を行う上で「ドアが開いているかどうか」は重要なポイントです。ドアが開いている状態なら、錠前をドアの内側(家の内部)からなら、取り外して対処することができますが、外側からは外せません(防犯上、当然ですね)。そのため、ドアが開かなくて家に入れない状態であれば、トラブルの原因が何であれ、まず鍵を開ける作業から始めることになります。

ドアが閉まっている状態なら、外側からの鍵開けを、いわゆるピッキングから試しますが、鍵の種類やトラブル状況によっては不可能な場合もあります。そういう場合は「破錠」、つまり鍵を壊すという方法をとらざるを得ません。ドアが開いているときは、錠前を取り外して内部をあらためることができるので、原因の解明や対処は容易になります。

対処の結果、部品を交換せざるを得ない場合もあります。専門業者は、さまざまなタイプの錠前に合う部品を数多く持っていますので、大抵は、その場で合う部品を用意して交換してくれます。

●作業時間と料金相場

鍵トラブルは緊急性が高いため、一刻も早く解決してほしい気持ちが募りますが、まずは専門業者が到着するのを待つ必要があります。こればかりは専門業者の拠点との距離や、その時の交通事情などによりますので、どれくらいかかるかは一定しません。おおむね30分程度で駆けつけてもらえれば早いと考えていいでしょう。

到着後、専門業者はトラブルの状況を確認して作業時間などを割り出します。作業に要する時間は鍵トラブルの種類や程度によって大きく左右されますが、簡単なトラブルであれば、専門業者の手にかかればものの数分で解決することもあります。複雑な状況で、部品の交換などが必要になればもう少しかかりますが、おおむね15分~30分が標準的です。

鍵の専門業者に依頼した場合の料金は、次のような成り立ちになっています。

料金 = 作業料 + 部品代 + 出張費

作業料が中心となるもので、これは作業内容の難しさによって上下します。業者ごとに基準がありますので、事前に電話などで確認するとよいでしょう(ただし、電話だけだと概算になります)。鍵を紛失した場合の鍵開けなどの簡単な作業なら5,000~8,000円程度が相場です。出張料は交通費や、その場に駆けつけることに対する料金で、業者によっては作業料に含んでいる場合もあります。通常は作業料に含むが、遠方の場合のみ実費を申し受ける場合や、早朝・深夜の場合のみ追加料金が発生する業者もあります。これも依頼する際に確認しておくとよいでしょう。

部品代は、部品の交換が発生した場合の実費です。これは部品によって価格が異なりますが、鍵穴(シリンダー)であれば、安いものなら5,000円程度から、防犯性の高いものは1万円以上になるものもあります。

ほかには、たとえば鍵を紛失したので鍵開けを依頼したはいいけれど、業者の到着を待つ間に鍵が見つかったなどのケースでキャンセルすると、すでに移動を始めていた業者に対してキャンセル料金が発生する場合もあります。これも、不要な業者はありますので事前に確認しておくと安心です。

作業時間や料金は依頼時に電話で確認することもできますが、トラブル状況によって大きく左右されるため、電話では完全に正確な見積もりが難しい部分もあります。だいたいの概算のほか、到着時間の見込み、出張料・キャンセル料の有無などは電話でもわかりますので、確認することができます。ほとんどの専門業者は到着後、状況を確認して作業料金の見積もりを出し、了承を得たうえで作業を開始します。正確な料金はその時点でわかることになります。どうしても納得できない場合は、その時点で断っても構いません。

●専門業者に依頼する場合の注意点

専門業者に依頼するとき、注意したいポイントについておさえましょう。まず、専門業者に依頼した場合、用意しておくべきものとして、

・お金かクレジットカード
・身分証

があります。専門業者に依頼すると作業完了後に料金を支払う必要があるので、お金が必要です。業者によってはカード支払いに対応しているところもあります。カード決済が可能かどうか、どうしてもその場で支払えないとき、後払いを受け入れてくれるかどうかは業者によって異なりますので、心配な場合は依頼時に確認してください。

身分証は不要な場合もありますが、依頼者が外にいて鍵開けを頼む場合などは求められる場合が多いでしょう。依頼者が確かにその家の住人であると確認するためです。

用意すべきものとしては上記のとおりです。作業完了後は、もしも後からなにか不具合が生じたときのために、業者の連絡先などは確認しておきましょう。多くの業者はアフターフォローにも応じてくれます。

また、賃貸の住まいの方は、管理会社やオーナーに連絡しておきましょう。鍵を交換した場合などはもちろんですが、ちょっとした修理や調整で終わった場合でも知らせておいたほうが無難です。

●まとめ:専門業者を選ぶには

ここまでの内容を踏まえて考えると、専門業者は次のような点に注意して選ばれると良いと思われます。

事前に料金がわかる業者

やはり、いくらかかるかわからないのでは、頼むのも不安です。電話で概算を聞いたときにだいたいでも答えてくれる業者、少なくとも作業前には料金を明示してくれる業者が良いでしょう。

キャンセル料がかからない業者

事前に料金を確認すると言っても、状況を見てみなければ概算しかわからないのは仕方ないことです。その場合、訪問してもらってからの見積もりとなりますが、料金を確認したうえでキャンセルにした場合もキャンセル料がかからない業者は良心的と言えます。

アフターサービスがしっかりしている業者

その場でトラブルを解決してくれるだけでなく、後日、また不具合が出た場合なども、きちんと対応してくれたり、鍵や防犯の相談に乗ってくれる業者だと良いでしょう。

以上を参考にしてみてください。

取材協力:株式会社ミライアン

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