株式会社新潟米山薬品様

駆除・防除はもちろん、新潟のお客様に安心感を提供する大事な仕事だと思っていますよ。

新潟で長く駆除業を営まれている新潟米山薬品様。
公共施設や大手スーパーの衛生管理なども手掛けられ、地元新潟の地域貢献にも熱心です。
代表取締役・山口様にインタビューをさせていただきました。

目次

社員も技術的なところはもちろん「人」として育っていけるよう社内で勉強会もしています

2016年で50周年を迎えられたのですね。設立当時から害虫駆除というお仕事だったのですか?
株式会社新潟米山薬品 山口様(以下 山口):父の兄が防疫薬剤を販売する会社を経営していたんです。昭和30年代、ハエ・蚊が蔓延していてそれを市や保健所などが乳剤・粉剤を撒いて駆除していたんですね。当時は川が大変汚れていましたからこれが大きな原因だったわけです。このままでは不衛生だということで環境対策が見直されて昭和40年代に入ると環境整備が進んで川もきれいになっていくわけです。そうするとハエ・蚊も減っていきますから市からの予算も減っていったんですね。それでうちの父はお兄さんの会社にいましたらから。
防疫薬剤販売の会社ですね?
山口:そうです。父が害虫駆除という仕事があるのでやってみたいと兄に話したそうです。そしたら、そんな仕事はやらないと。ネクタイ締めていくような仕事でしたから、そんな作業着を着てやる仕事に興味がなかったんでしょうね。それなら独立してもよいか?と尋ねたら構わないと。その代わり今までの取引先などには営業するなと言われて、他の市役所や保健所などに営業で回って紹介してもらったそうです。
当時はねずみなんか街中ゴロゴロいた時代ですから、バンバン仕事取れたそうですよ。また駆除業者も少なかったですから。どんどん開拓していきましたね。父も思い切って独立して先見の明がありましたよ。
御社のお客様は公共施設からスーパーさんとか定期的なお客様が多いんですか?
山口:そうですね。そういう衛生管理をさせていただいているところが多いですね。私がこの会社に入ってから30年近くなりますが、その当時から今もお付き合いさせていただいているお客様もいますし、私が入る前からのお客様もいらっしゃいます。それでも常に変化していかなきゃいけませんよ。 定期的な管理ですと更新更新でお付き合いが続いていくわけですが今までと同じことやってるだけじゃダメですよ。私たちも衛生管理のプロですから、プロの視点でのお客様へのアドバイスであったり新しい情報を提供したり、日々勉強ですよ。
現在2代目でいらっしゃるのですね。社長に就任されたのはいつ頃ですか?
山口:平成10年ですね。ですから、かれこれ20年近くなりますね。どんな仕事もそうですが、やっぱり「人」ですよ。昔ながらの定期的に薬を撒くだけの仕事と全然違いますから。
衛生管理についてお話ししたり、お客様の状況をお聞きしたり、時には、世間話もしながら心が通い合って初めてよい仕事ができると思っています。
ですから社員も技術的なところはもちろん「人」として育っていけるよう社内でいろいろ勉強会もしていますね。
当サイトの駆除マイスターはインターネットで良い業者さんをご紹介するサイトですが、あくまでキッカケであって、最後は必ず人と人が会って成立するものだと思っています。このようなインタビューもどんな会社なのか、どんな人達なのか知っていただければという思いです。
山口:そうですね。だからネットっていうのは難しいですよ。メールだけでは伝わりません。やはり「フェイスtoフェイス!ハートtoハート!」これが大事ですよ。
毎月1日の朝7時から社員集まって読書会をしています。仕事や生き方についての考え方の本を繰り返しみんなで読むんです。繰り返してやらないとなかなか入ってこない。あとトイレ掃除もみんなで素手でやります。こういうことが人を育ててくれると思っていますよ。
素手でトイレ掃除ですか。汚さないよう気をつけちゃいますね。使ったあとも綺麗にしておこうと思ったりします。そういう配慮が仕事の上でもお客様先でも自然とできてくるところはありますよね。
山口:お客様のお家や、お店、施設も自分の会社、自宅と同じように思って仕事をする。こういう気持ちが良い仕事に繋がると思うんです。

シロアリ予防を定期的にきちんとやっているお家はゴキブリ被害も少ないです

駆除のお話しになりますが、ねずみは防除を基本的に行うんですね。
山口:そうですね。昔みたいに今いるねずみを捕まえて終わりという時代じゃないです。侵入経路があればまた入ってきますから。
ポイントは3つあって、エサを与えない、通り道を塞ぐ、巣を作らせない。この3つを主体にやっていくと止まります。
出入口が大きい、倉庫なんかは定期的に管理していくしかないですが、一般家庭なんかはきちんと封鎖施工することでねずみ被害をなくせますよ。数センチの隙間があれば簡単に入ってきますから、そこをきちんと見ていくことが大切ですね。
食材を扱うようなところは特に神経使いますよね。
山口:市内のデパートから問い合わせがあって、事務所までゴキブリが出てしまっていると。デパートなんかは業者が出入する際に、守衛さんがいるところを通って、入室・退室時間を記入するんですが、何ヶ月も書いてなくて。
業者がきてないんですね。
山口:そうみたい。それでうちにやってもらえないかと。そのデパートは以前、当社が仕事を受けていたところなんですよ。もちろんお引き受けして、バッチリ止めましたよ。ちゃんとやれば止まるんです。
そういうところも食品工場並に厳しいですから。神経使いますよ。
ゴキブリも飲食施設は多いと思いますが、一般家庭はどうでしょうか?
山口:一般家庭は多くはありませんが、お問い合わせはきますよ。やっぱりキッチン周辺、とくに配管周りは出て来やすいのできちんと薬剤処理をして止めていきます。
ゴキブリとシロアリは昆虫としては同じ仲間ですから、シロアリ予防を定期的にきちんとやっているお家はゴキブリ被害も少ないですね。
そういうこともあるのですね。

1つ1つ全力で丁寧に仕事することですよ。人との出会いも大切にしたいと思います

新潟でも一般家庭のねずみ被害は増えているんですか?
山口:増えてきていますね。お客様もやっぱり早く被害を止めてほしいと思いますから、時間あればどんどん行って、徹底的に作業して。遅くとも3ヶ月以内にはバチっと止めますよね。
この前はお寺さんでハクビシンが出ていて、バッチリ防護策を作って止めましたよね。
このお寺さん以前スズメバチをやったことがあったんです。それも、お寺さんが最初役所かに電話したら12月になったらいなくなるから大丈夫ですよ。お寺さんですからご近所さんが絶えず集まってくるわけですよ。そんなときにスズメバチにさされたら大変ですから。結構、無責任な対応をされてそれでうちに連絡があって駆除したんです。
そのお寺さんの奥様が高校の先生をされていらっしゃって、その時も高校の職員室かにねずみが出て、それで米山薬品さんが来てパチッと抑えてくれたと高印象だったようなんです(笑)
それでお寺さんで今度はハクビシンが出てうちがまたバッチリ止めましたよ。
お寺さんですと築年数もありますし、侵入口も大きくありますから大工事になりますね。
山口:10m近く金網張ったりと大がかりでしたけどね。ハクビシンも1回で2匹捕まって。後日もう1匹捕まって、合計3匹捕まえました。
お寺さんでお仕事されて、その奥様が御社を知っていたというのも何かご縁なんですね。
山口:そうですね。だから1つ1つ全力で丁寧に仕事することですよ。人との出会いも大切にしたいと思いますよね。

駆除・防除の仕事ももちろん、新潟のためにも一役担いたい

駆除の技術も大切ですが、お客様とのコミュニケーションだったり、人と人との繋がりも大事ですよね。
山口:まさしくそうだね。我々はねずみやゴキブリの駆除・防除はもちろんだけれども、お客様の安心感を提供するものだと思っていますよ。新潟の人たちに安心感を提供する大事な仕事ですよ。
私自身もしろありや衛生害虫に関わるボランティア活動も行っています。新潟県しろあり防除協会、一般社団法人関東しろあり対策協会、公益社団法人日本しろあり対策協会の理事や委員のメンバーなどもさせて頂いてます。
また、仕事以外でも、新潟市南商工振興会理事、「NIIGATA光のページェント」実行委員会の顧問、地元の宮浦中学校後援会理事、新潟県立新潟商業高等学校PTA副会長等々も地域の為に恩返ししています。
駆除・防除の仕事ももちろん、新潟のためにも一役担いたいと情熱を持って頑張っています!
熱い気持ちが伝わりました。本日はありがとうございました。
終わりに
地域の方々に安心を感じていただきたい。駆除という仕事を通して、新潟の方々に恩返しをしていきたい。そういう熱い思いが伝わってきました。仕事は情熱だと思います。

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