パソコン修理マイスターでプロのパソコン修理業者さんに教えてもらった話を公開します。完全網羅!パソコンの症状で見る故障診断・対処法の早わかり表

どうも、夢泉らんと申します。おわり。
……え、ダメ?えっと、パソコン修理マイスターでマスコット、やってます。

パソコンの調子が悪くても、原因がわからないってこと、あると思います。だからパソコンの故障について、修理と対処の方法がわかるようにプロのパソコン修理業者さんに早わかり表を作ってもらっちゃいました。困ったときはここに来てください。……その、みなさんが来てくれるの、待ってますから。

※この記事ではパソコントラブルの診断方法などを紹介しています。自力での診断が難しい場合や急いでいるときは専門家に相談することも検討しましょう。「ドクター・ホームネット」は年中無休でパソコントラブルの診断や修理をしてくれるサービスで、土日でも出張で対応してくれます(宅配や持ち込みも可)。以下のバナーから業者のサイトへリンクしていますのでお試しください。

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パソコンを使用していると、さまざまな不具合や問題が起こります。

あまり知識のない人だと、すぐに「故障!?」と考えて慌ててしまったり、逆に、よくわからないまま放置したりしてしまうかもしれません。もちろん故障の場合もありますし、ちょっとした簡単な対処で解決することもあります。このとき大事なのは、どこに問題があるのか?を見極めることです。

一口にパソコンと言っても、たくさんの部品から構成されていて、どこに問題が発生するかわかりません。ですが、症状の出方から、ある程度、問題個所を絞り込むことができます。そこで、パソコンがなにかおかしいと感じたとき、症状から問題個所を予測し、可能な対処法までを紹介する表を作成しました。

早わかり表の見方

症状……パソコンに発生するさまざまな症状を分類しています。あてはまるものを探してください。

再現性……再現とは、ある症状が、「いつも」同じことが起きるか、「ときどき」起こるだけ(「いつも」ではない)かということです。これは症状を見分けるポイントになります。

問題があると予想される箇所……症状から、問題個所が絞り込まれます。ただし、ここに挙げた以外の可能性が絶対にないかというと、そうとも言い切れない場合があります。ある程度確率の高いものを示しているということでご理解ください。

放置するとどうなる?……症状があっても、とりあえずパソコンは使用できる場合があります。そんな場合や、あるいは症状が解決した後、そのままパソコンを使い続けてもいいのかどうか、さらなる問題に発展する可能性を示していますので、参考にしてください。

診断・対処法……症状に応じて、問題個所を切り分け、可能な対処を紹介しています。代表的なものを紹介していますが、ここで紹介した以外の対処法があることもあります。

対応できるのは?……パソコンの問題には、起こってしまった時点で部品の交換しかない、というものもあります。そこで、「PCに詳しくない人」でも何か試せることがないのか、それともメーカーや修理業者さんにお願いするしかないのか、を目安として提示しました。

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1.診断・対処法早わかり表

症状 再現性 問題があると予想される場所 放置すると
どうなる?
診断・対処法 対応できるのは?
H
D
D
M

B











そ の 他



P
C

級者
P
C


パソコンが
起動しない
電源を入れても
無反応。
電源ランプも
つかない。
いつも           改善しなければ使用不能。 ノートPCの場合、
充電切れのこともあるので
電源につないでみます。
電源につながっていても
無反応の場合は
電源ユニット自体の故障か
M/Bの問題と考えられ、
個人では対処できない故障の
可能性が高いです。
   
電源は入れると電源ランプはつくが、起動しない。 いつも           改善しなければ使用不能。 ノートPCの場合、電源につなぎ、バッテリーを取り外して起動させてみます。起動しない場合はM/Bの故障が考えられます。    
改善しなければ使用不能。 デスクトップの場合、モニタの電源を確認。もし別のモニタがあれば、つないでみます。別のモニタで問題なければモニタの故障です。どのモニタでも状況変わらなければM/Bの故障が考えられます。    
電源ランプが点滅したまま、起動しない。 いつも             改善しなければ使用不能。 ノートPCの場合、単純に充電が不十分な場合があります。デスクトップの場合、メモリかM/B上のボタン電池を一度外して付け直すと改善する場合があります。  
一瞬、電源が入るがすぐに切れる。 いつも             改善しなければ使用不能。 電源ユニットの故障が考えられます。部品の交換が必要です。    
電源を入れるとBEEP音(ピーッという音)が鳴って起動しない。 いつも         改善しなければ使用不能。 メモリを挿し直すかM/B上のボタン電池を一度外して付け直すと改善する場合があります。  
改善しなければ使用不能。 ノートPCで、キーボードに問題があってこの不具合が起こることがあります。キーボードを外して、フラットケーブルを取り外して診断する必要があり、できれば修理業者などに任せたほうが無難です。※下記「BEEP音の判別」も参考にしてください。    
なんらかの英語のメッセージが出て起動しない。 いつも       CPU、ファンの問題 改善しなければ使用不能。 なんらかのメッセージが表示されて起動しなくなった、という場合はハードディスクに問題が発生していることがほとんどです。基本的には交換修理になります。※下記「よくある起動時エラーメッセージ」も参考にしてください。    
起動中になるが、いつまで経っても起動しない。 ときどき           システム情報の破損 起動しなくなるおそれがある。 起動途中で止まってしまう現象は、ハードディスクの故障かシステム情報の破損が考えられますが、診断しにくい状況です。正常に立ち上がったときにデータのバックアップなどをとり、業者に点検を依頼するのをおすすめします。    
起動にいつもより時間がかかるようになった。 いつも             システムの問題 遅さにガマンできれば特に問題なし。 正常に起動するけど遅い、というだけなら、システムの問題である可能性が高いです。不要なアプリケーションはアンインストールするなどの対処で改善することがあります。
症状 再現性 問題があると予想される場所 放置すると
どうなる?
診断・対処法 対応できるのは?
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級者
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C


使用中、様子がおかしい 使用中、青色の画面になり、エラーメッセージが表示、何も操作できなくなる。 ときどき         システム情報の破損 ハードディスクなどの問題であれば起動しなくなる可能性もある。 ブルースクリーンと呼ばれる状態で、さまざまな原因が考えられます。「0x0000007」など、0xからはじめるエラーコードが表示されているので、このコードで検索していると解決方法が見つかることもあります。
メモリやハードディスクの故障が原因のこともあります。メモリを挿し直してみてください。メモリを交換して改善しなければハードディスクの交換が必要になります。  
エラーメッセージが出て使っていたアプリケーションが終了する。 ときどき         システム情報の破損、アプリケーションの問題 故障という意味では特に問題なし。 アプリケーションの強制終了はアプリケーション固有の問題で、パソコン自体の故障ではありません。ソフトの開発元などに問い合わせてもらうのが確実です。メモリが不足している可能性もあるので多発する場合はメモリの増設を検討しましょう。
突然、マウスやキーボードの操作を受け付けなくなる(フリーズ)。 ときどき       システム情報の破損、アプリケーションの問題 不明。多発する場合は原因を究明したほうがいい。 さまざまな原因が考えられます。同じアプリケーションを使っているときに起こる場合はアプリケーション側の問題の可能性が高いです。全般的に多発する場合はメモリの増設を検討してください。メモリを交換することで改善することもあります。この症状だけでは原因の特定が難しいので、他に症状がないか様子を見てみます。
突然、パソコンが再起動してしまう。 ときどき     アプリケーションの問題 故障していた場合は他の問題が起こる可能性がある。 さまざまな原因が考えられます。新しいアプリケーションを入れてから発生する場合はアプリケーションをアンインストールしてみて様子を見ます。ハードではM/Bやハードディスクの問題の場合が多いですが、その場合は交換が必要です。
突然、電源が切れる。 ときどき           内部の熱の問題 他の問題が起こる可能性がある。 電源ユニットの故障か、熱暴走の結果のことが多いです。内部のホコリを掃除する、風をあてるなどの熱対策をして様子を見、再発するようなら業者に点検を依頼したほうがいいでしょう。
パソコンの反応が非常に遅い。 いつも         ウィルスの可能性あり   全般的に動作が遅いのはメモリ不足の可能性が高いです。メモリの増設を検討しましょう。なんらかのウィルスの可能性もあるため、ウィルスチェックも行ってください。
パソコン内部から、「ギギギ」「ガリガリ」などの異音がする。 ときどき             ハードディスクが破損してデータが失われる可能性がある。 通常の作動音(カリカリという音)と明らかに違う音がする場合、ハードディスクに問題が起きている可能性が高いです。正常に作動しているうちにデータのバックアップなどをとり、業者に点検を依頼するのをおすすめします。    
パソコン内部から、ファンの音がして止まらない。 いつも           熱センサーの故障 故障していた場合は他の問題が起こる可能性がある。 本来は内部が熱くなったときにだけ作動するファンが止まらなくなった現象です。実際に熱くなっていることもあるので熱対策を行ったうえで、改善しない場合、「BIOSで設定」ができる人は設定を変更してみください。改善しない場合は故障の可能性があります。  
焦げくさいにおいがする。 ときどき             故障の原因になる。最悪、発火の危険も。 内部にホコリなどがたまってショートしている可能性があります。中を開けてホコリを掃除してみましょう。  
パソコン本体が非常に熱い。 いつも             内部の熱の問題 他の問題が起こる可能性がある。 内部にホコリなどがたまって熱がこもっている可能性があります。中を開けてホコリを掃除してみましょう。ファンが正常に機能していない可能性もあり、ファンの交換で改善することもあります。  
画面に広告のウィンドウが表示されて消えない。 いつも             ウィルスの可能性あり 改善すれば、問題なし。 これは故障ではありませんが、ワンクリックウェアなどと呼ばれる不正なプログラムがインストールされてしまっている状態ですので、ウィルス対策ソフトなどによる対応が必要です。  
ファイルが開けない・読めない ときどき           アプリケーションの問題 一時的な不具合であれば、問題なし。 故障ではなく、アプリケーションの問題であることが多いですが、ハードディスクの破損であることもあります。壊れたファイルの修復は難しい場合が多いです。    
音が出ない いつも             内蔵スピーカーなどの問題 音が出ない以上の問題にはつながらないことが多い。 まず、パソコンの音量が無音になっていないか確認します。スピーカーをつないでいる場合は、正しく接続できているか、スピーカーの電源は入っているかなどを確認してください。スピーカーに問題なければ、サウンドドライバーをインストールしなおしてみます。内蔵スピーカーで、ドライバに問題がなければ、スピーカーの故障の可能性があります(交換・修理が必要です)。
充電できない いつも             ACアダプタだけで使用できるなら、一応、問題なし。 ノートPCで充電ができなくなった場合は、電源ユニットやバッテリーの故障の可能性が高いです。ACアダプタ・コードを変えてみて改善しない場合、業者に点検してもらったほうがいいでしょう。    
症状 再現性 問題があると予想される場所 放置すると
どうなる?
診断・対処法 対応できるのは?
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画面がおかしい 液晶モニターの表示がちらつく。 ときどき         GPU 画面に何も表示されなくなるおそれがある。 液晶ユニットか、内部のGPU(グラフィックボード)の問題が考えられます。業者に点検してもらったほうがいいでしょう。    
液晶モニターの画面上に線が出る。 いつも           GPU 線が増えていく可能性がある。 液晶ユニットか、内部のGPU(グラフィックボード)の問題が考えられます。業者に点検してもらったほうがいいでしょう。    
画面が突然消える。 ときどき             画面に何も表示されなくなるおそれがある。 デスクトップの場合、モニタと本体を接続しているケーブルを取り替えてみてください。改善しなければモニタそのものの故障の可能性があります。    
画面が暗い(バックライトが点灯しない) いつも           インバーター基盤 改善しなければ使用不能。 ノートPCの場合、開閉部分にゴミなどが詰まっていないか確認してください。問題なければ、インバーター基盤か、液晶ユニットの故障が考えられます。交換が必要です。    
液晶画面が真っ白になる。 いつも           ドライバなどの問題 改善しなければ使用不能。 ドライバの問題の可能性があるため、別のモニタがあれば接続してチェックしたいところです。別のモニタでは正常に映る場合は液晶ユニットの交換が必要です。    
ノートPCの画面を傾けるなど動かすと画面が消えたりノイズが入ったりする。 ときどき             画面に何も表示されなくなるおそれがある。 ノートPCの内部で、液晶ユニットと基盤を接続しているケーブルに問題がある可能性が高いです。メーカーではないと修理ができません。      
画面全体または黒い部分が赤っぽくなる。 いつも             見た目がガマンできれば、そのまま放置しても悪化はしない。 冷陰極管という部品の寿命によってあらわれる症状です。ほかの問題は発生しないのでただちに対処しなければならないものではありませんが、改善するには交換するしかありません。    
液晶画面に数個のドット状に画面に欠け、または常に点灯している箇所がある。 いつも             見た目がガマンできれば、そのまま放置しても悪化はしない。 これは液晶モニタにはある程度発生してしまうもので故障ではありません。メーカーなどに問い合わせても、修理などの対象にならないことがほとんどです。
画面が勝手にスクロールされてしまう。 いつも             一時的な不具合であれば、問題なし。 これはキーボードの問題です。キーが押されたままになっている可能性が高いので、デスクトップであればキーボードを外して交換します。
症状 再現性 問題があると予想される場所 放置すると
どうなる?
診断・対処法 対応できるのは?
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キーボードやマウス、周辺機器などがおかしい キーを押しても文字が入力できない。 いつも             一時的な不具合であれば、問題なし。 数字だけが入力できない、という場合はNumLockキーなどを押していないか確認してください。NumLockと関係なく特定の、あるいはどのキーも押せない場合はキーボードの故障です。デスクトップならキーボードを交換すれば改善します。ノートPCの場合修理が必要です。    
勝手に文字が入力されてしまう。 いつも             一時的な不具合であれば、問題なし。 キーボードの故障です。デスクトップの場合、いちど、キーボードを外してつなぎ直すと改善することもあります。改善しなければキーボードを交換します。ノートPCの場合修理が必要です。    
マウスを動かしても反応がない。 いつも             マウスの問題 一時的な不具合であれば、問題なし。 キーボードの入力が問題なく、マウスだけを受け付けない場合はマウスの問題です。マウスを交換するか、ドライバを再インストールしてください。
USB機器を認識しない いつも・ときどき             ドライブの問題 一時的な不具合であれば、問題なし。 別のPCに接続してみても使えない場合、機器そのものの故障がありえます。特定のPCでのみ認識しないときは、接続するポートを変えてみる、PCを再起動する、ドライバを再インストールするなど条件を変えて試してみてください。
USB機器の内部のファイルが読めなくなった いつも・ときどき             ドライブの問題 一時的な不具合であれば、問題なし。 特定のファイルだけが読めない場合は、ファイルの破損の可能性が高いです。すべてのファイルの場合は、上記「認識しない場合」と同様に条件を変えて試してみてください。
CDやDVDを読み込まない いつも・ときどき             ドライブの問題 一時的な不具合であれば、問題なし。 特定のメディアだけが読めない場合は、メディアに汚れやキズがないか確認してください。PCで認識されるが、音楽や映像を再生できない、という場合はアプリケーションの問題のことが多いですので、再生アプリケーションの再インストールを試してください。どのメディアも認識できない場合はドライブの故障の可能性があるので、業者の点検が必要です。
CDやDVDが出てこなくなった ときどき             ドライブの問題 一時的な不具合であれば、問題なし。 ドライブの故障の可能性があります。強制イジェクトボタンでも取り出せない場合は業者に修理してもらうしかありません。汚れなどが原因のことがあるので、取りだせた場合、トレー内部などを掃除することをおすすめします。    
症状 再現性 問題があると予想される場所 放置すると
どうなる?
診断・対処法 対応できるのは?
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インターネット接続がおかしい インターネットに接続できない。 いつも             ソフトやケーブル、ルータの問題、外的な問題 一時的な不具合であれば、問題なし。 さまざまな原因が考えられますが、パソコンの故障の可能性は比較的低いです(ただし、LANポートが故障するケースもないわけではありません)。ルータと電話線、ルータとパソコンの接続、ルータの再起動、設定などの見直し、プロバイダの障害情報が出ていないかなどを確認しましょう。
無線LANに接続できない。 ときどき             無線LANルータの問題 一時的な不具合であれば、問題なし。 LANケーブルでならつながるのに、無線LANでつながらないのは、無線LANルータ側の問題の可能性があります。ルータの再起動で改善することが多いです。パソコン側の、WiFiカードの問題の場合もあります。
ネットに接続できるが、メールが送受信できない。 ときどき             ソフトの問題、外的な問題 一時的な不具合であれば、問題なし。 これはパソコンや機器の故障ではないでしょう。今まで送受信していたものが突然、できなくなったのであれば、メールサーバ側の一時的な不具合の可能性が高いです。ねんのためメールソフトの設定が変わっていないか確認し、プロバイダの障害情報などが出ていないか見てみてください。  
メールの送受信はできるが、インターネットが見られない。 ときどき             ソフトの問題 一時的な不具合であれば、問題なし。 これはパソコンや機器の故障ではないでしょう。セキュリティソフトが影響していることが多いので、設定を変更してみてください。  
ネットに接続できるが、遅い ときどき             ソフトやケーブル、ルータの問題 一時的な不具合であれば、問題なし。 接続自体ができているのであれば、故障の可能性は低いです。突然遅くなり、その状態が続くなら、その前に行ったソフトのインストール、配線の移動(ケーブルを束ねたことで障害が出ることもあります)などといった、環境の変化が原因の可能性があります。ルータの再起動なども試してください。  

2.診断・対処の際は…「接続」と「温度」と「ホコリ」もチェック

早わかり表に、症状から予想される問題個所と対処法をまとめましたが、共通して確認してもらいたい点がいくつかあります。

ビギナーの方にありがちなのが、パソコンとその他の機器、あるいは電源との接続をしていないというケースです。「そんなマヌケな失敗しないよ」と思うかもしれませんが、念のため、もう一度、すべての機器が正しくつながっているか(挿しこみがゆるんでいないか)、電源スイッチは入っているかを確かめてください。それだけで解決すればラッキーだと考えて、まず、接続を見てみましょう。

次に、パソコンには「適温」があることをご存じですか? 熱くなると熱暴走などのリスクがあることはよく知られていますが、実は低温すぎるのもよくないのです。冬の朝の、冷え切った部屋などでは、パソコンが正常にはたらかないことがあります。ハードディスクの潤滑液(グリス)が固まってしまっていることなどが原因です。

パソコンの適温は、本体が「30℃~40℃」、CPUは「40℃~75℃」、ハードディスクは「30℃~50℃」の範囲とされ、熱対策などをしたうえで、室温は「20℃~25℃」の中で使用するのがよいとされています(メーカーや製品によって異なる推奨温度が出されていることもあります)。部屋の温度がこの範囲を超えているときは、まず気温を整えることも試してください。

3つめとして、パソコンの大敵である「ホコリ」について。ホコリが内部に入り込んでしまうことで、さまざまな不具合・故障の原因になります。キーボードの隙間のほこりはエアダスターなどを使ってこまめに掃除し、ときどきは本体の中を開けて掃除されることをおすすめします。掃除によって、故障と思われる症状が改善することもありますから、覚えておいてください。

3.起動しない時に鳴る「ピピピ」という音の意味を調べる
(BEEP音の判別)

パソコンが起動するときに、本体内部からピッと音がすることがあります(機種によっては鳴りません)。あれを「BEEP(ビープ)音」といい、パソコンのハードウェアを管理するためにあるBIOS(バイオス)というシステムがあの音を鳴らしています。

パソコンが起動しないときに、BEEP音が鳴ることがありますが、それはBIOSから出されるエラーメッセージです。音の鳴り方や鳴る回数などでどういうエラーが起こったかわかるようになっているのです。

正確に聞き取るのがちょっと難しかったり、意味がわかったからといって誰もが対応できるわけでもないのですが、修理業者さんにお願いする場合などに、症状を伝えるひとつの手がかりにはなります。

BIOSには種類があって、それによってメッセージ内容も違います。代表的なものはAWARDとAMIです(※BIOSの種類はスタートメニューで「システム情報」を検索すれば調べることができます)。また、最近、BIOSに代わるものとしてUEFIというシステムが使われていることもあるので、AWARD、AMI、UEFIについて、BEEP音の意味を紹介します。

BIOSがAWARDの場合

BEEP音 エラー内容 確認したほうがいい箇所
短音×1回 正常に起動(エラーではありません)
短音×2回 CMOS設定エラー CMOSの設定
長音×1回・短音×1回 DRAMエラー BIOSの不具合
長音×1回・短音×2回 ビデオアダプタエラー ビデオアダプタ、モニタのケーブル
長音×1回・短音×3回 ビデオカードがないかビデオRAMが不良 ビデオカード
長音×1回・短音×9回 BIOS ROM エラー BIOSの不具合
長音が連続 メモリエラー メモリ
短音が連続 電源の問題 電源供給部分
高い音の長音が長く続く 熱の問題 ファン、内部のホコリ
高い音と低い音が繰り返し鳴る CPUの問題 CPU

BIOSがAMIの場合

BEEP音 エラー内容 確認したほうがいい箇所
短音×1回 DRAM リフレッシュエラー メモリ
短音×2回 メモリパリティーエラー メモリ
短音×3回 メモリエラー メモリ
短音×4回 システムタイマーエラー M/B
短音×5回 プロセッサーエラー CPU、ファン
短音×6回 Gate A20エラー M/B、CPU、キーボード
短音×7回 プロセッサーに例外割り込みエラー M/B、CPU
短音×8回 グラフィックカードがないかメモリが不良 ビデオアダプター
短音×9回 ROM チェックサムエラー CMOSの設定
短音×10回 CMOS シャットダウン時のレジスタへの読み書きエラー M/B
短音×11回 キャッシュメモリーエラー M/B、CPU
長音×1回 正常に起動(エラーではありません)
長音×2回 POSTエラー(CMOS設定の不具合) CMOSの設定
長音×1回・短音×2回 ビデオシステムエラー BIOSの不具合
長音×1回・短音×3回 メモリテストエラー メモリ
長音×1回・短音×8回 ディスプレイテストエラー グラフィックカード

UEFIの場合

BEEP音 エラー内容 確認したほうがいい箇所
短音×1回 正常に起動(エラーではありません)
短音×3回 メモリエラー メモリ
短音×5回 ディスプレイカードエラー ディスプレイカード
高い音と低い音が繰り返し鳴る 熱の問題 ファン、内部のホコリ

4.起動しないパソコンの画面に出る英語の意味は?
(よくある起動時エラーメッセージ)

画面に英語のメッセージが出て起動しない場合も、BIOSがエラーを感知したということです。表示されているメッセージがエラーの内容を示していますので、これも症状診断の手がかりになります。

AWARD、AMI、UEFIそれぞれについて、代表的なエラーメッセージを紹介します。

これ以外のエラーが出たときも、表示内容をメモしておけば、修理に出すときに業者さんに伝えれば診断がスムーズです。

BIOSがAWARDの場合

メッセージ エラー内容 確認したほうがいい箇所
BIOS ROM checksum error - System halted BIOS ROMの内容が問題。 BIOSの不具合
CMOS battery failed CMOS電池の問題。 CMOSの電池
CMOS checksum error - Defaults loaded CMOSのエラー。 CMOSの電池か設定
Floppy disk(s) fail FDドライブの異常。 FDドライブ
HARD DISK INSTALL FAILURE ハードディスクが初期化できない。 ハードディスク
Hard disk(s) diagnosis fail ハードディスクの異常。 ハードディスク
Keyboard error or no keyboard present キーボードが接続されていないか、キーボードの異常を検出。 キーボード
Keyboard is locked out - Unlock the key キーボードが押されっぱなしになっている。 キーボード
Memory test fail メモリの異常。 メモリ
No boot device was found ブートデバイスが見つからない。 ハードディスク
Primary master hard disk fail プライマリー・マスターに接続されたハードディスクの異常。 ハードディスク
Primary slave hard disk fail プライマリ・スレーブに接続されたハードディスクの異常。 ハードディスク
Secondary master hard disk fail セカンダリ・マスターに接続されたハードディスクの異常。 ハードディスク
Secondary slave hard disk fail セカンダリ・スレーブに接続されたハードディスクの異常。 ハードディスク

BIOSがAMIの場合

メッセージ エラー内容 確認したほうがいい箇所
CMOS Battery State Low CMOS電池の問題。 CMOSの電池
CMOS Checksum Invalid CMOSのエラー。 CMOSの設定
FDD Controller Failure FDドライブの異常。 FDドライブ
HDD Controller Failure ハードディスクの異常。 ハードディスク
Invalid Boot Diskette ブートデバイスの異常。 ハードディスク
Keyboard Error キーボードが接続されていないか、キーボードの異常を検出。 キーボード
Keyboard Stuck Key Detected キーボードが押されっぱなしになっている。 キーボード

UEFIの場合

メッセージ エラー内容 確認したほうがいい箇所
A processor that was not meant to be used with this board has been detected. Using an unsupported processor can result in improper operation, damage to the desktop board or processor or reduced product life. System shuts down in 10 seconds. マザーボードが対応していないCPUを搭載している。 M/B、CPU
CMOS Battery Low CMOS電池の問題。 CMOSの電池
CMOS Checksum Bad CMOSのエラー。 CMOSの設定
Memory Size Decreased メモリーサイズが減少している。 メモリ
No Boot Device Available ブートデバイスが見つからない。 ハードディスク

さいごに

パソコンのトラブル時に、問題を絞り込むヒントをご紹介しました。このページを完全保存版として役立てていただけると幸いです。よければ、ご家族・ご友人にも教えてあげてくださると嬉しく思います。

パソコンのトラブルは多種多様で、結局、メーカーの修理でなければ対処できないこともありますが、自分で対応可能な問題なのかそうでないのかが判別できるだけでも、対処ははかどります。

判別がどうしても難しいと思われる場合は、プロに相談するのもひとつの方法です。「ドクター・ホームネット」は年中無休でパソコントラブルの診断や修理をしてくれるサービスです。Windows・Mac両対応で、土日でも出張で対応してくれます(宅配や持ち込みも可)ので、一度、相談だけでもしてみましょう。以下のバナーからお試しください。

パソコン修理・サポートならドクター・ホームネット 日本全国、最短即日出張
どうですか?あなたのパソコン、どこが悪いかわかったでしょう?わかったら自分が教えた症状の見分け方、周りの人にも伝えてください。パソコンも、具合が悪いとつらいんですからね。
次回予告!

れいさんの、トイレつまりの原因情報を次回はお伝えしますよ。
自分が思っていた以上に、トイレって些細なことでつまってしまうんですね。
なんだか意外で、ちょっとびっくりです。生真面目なれいさんですから、きっとわかりやすく説明してくれると思います。きっとみなさんのお役に立つと思いますよ!

知らないうちに日常的にやっているトイレをつまらせる6つの習慣

※現時点、パソコン修理マイスターはオープン前で依頼・相談は受け付けておりません。ご了承ください。

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